■1. 「安い理由」を必ず特定する(最重要)
安い物件には、必ず理由があります。
●安い理由の典型例
電力が弱い
排水が弱い
天井が低い
車両動線が悪い
床荷重が弱い
消防設備が古い
増築部分が未申請
前面道路が狭い
駐車場が少ない
雨漏りがある
立地が悪い
安い理由が“事業に影響しない”なら、その物件は当たり。
安い理由が“事業に直結する弱点”なら、その物件は地雷。
■2. 「安さの理由」が事業内容と合うかを判断する
安い物件でも、事業内容と合っていれば十分使えます。
●事業内容と合えば“当たり物件”
電力が弱い → 軽作業・保管なら問題なし
排水が弱い → EC発送・検品なら問題なし
天井が低い → 事務所兼倉庫なら問題なし
車両動線が悪い → 軽貨物なら問題なし
消防設備が弱い → 非火気業種なら問題なし
安い理由が事業内容と合っていれば、コスパ最強の物件になる。
■3. 「安い物件の危険パターン」を知る(避けるべき物件)
以下の特徴がある安い物件は、
安くても絶対に選んではいけない物件です。
●危険な安い物件
電力容量が不明
排水の種類が不明
天井高が不明
床荷重が不明
前面道路の幅が不明
消防設備が不明
増築部分の説明がない
雨漏りがあるのに説明が曖昧
“安い × 情報が曖昧”=地雷物件の典型。
■4. 安い物件を選ぶための“質問リスト”
内見時に以下を質問し、
回答が曖昧ならその物件は避けるべきです。
●必ず聞くべき質問
電力容量は何kVAか
三相200Vは使えるか
排水は雑排水か汚水か
排水管の太さは何mmか
天井高は何mか
床荷重はどれくらいか
前面道路の幅は何mか
車両は何tまで入るか
消防設備は何があるか
増築部分は合法か
安い物件ほど、この10項目を必ず確認する。
■5. 「安い物件の本当の価値」を見抜く方法
安い物件でも、以下が揃っていれば“当たり物件”です。
●当たり物件の条件
弱点が事業内容に影響しない
弱点が改善可能(小規模工事で済む)
土地条件が良い(道路・駐車場)
天井高が最低限ある(2.8〜3m)
立地が良い(住宅地から離れている)
使いやすい形状(正方形・長方形)
安い物件でも、使える物件は確実に存在する。
■6. 「安い物件を高コスパで使う」ための改善ポイント
安い物件は、
小さな改善だけで“使える物件”に変わる
ケースが多いです。
●費用が小さく効果が大きい改善
LED照明に交換
床の簡易補修
排水管の清掃
シャッターの修理
雑草除去
入口周りの整備
簡易事務所の設置
数万円〜数十万円でできる改善で、
安い物件が一気に使いやすくなる。
■7. 安い物件を選ぶための“最終判断基準”
以下の3つが揃っていれば、
安い物件は“買う価値・借りる価値”があります。
●最終判断基準
安い理由が明確か
安い理由が事業内容と合うか
安い理由が改善可能か
この3つが揃っていれば、
安い物件は最高のコスパ物件になる。
■まとめ:安い物件は“理由 × 事業内容 × 改善”で選ぶ
買う人・借りる人が安い物件を正しく選ぶためには、
・安い理由を特定する
・事業内容と合うか判断する
・危険な安い物件を避ける
・改善可能か確認する
・最終判断基準でチェックする
この5つを徹底することが最重要です。
次回は、
「買う人・借りる人の20回目:安い物件を“事業の武器”に変える方法」
をまとめます。
