工場・倉庫を探す際、
「広さ」「賃料」「立地」
だけで判断すると、後から必ず設備トラブルが発生します。
川口市周辺は築古物件が多く、設備負荷が事業内容と合わないケースが非常に多いため、
設備負荷を理解して物件を選ぶことが最重要です。
設備負荷とは、
・電力
・排水
・天井高
・床荷重
・車両動線
など、事業を成立させるために必要な“設備の強さ”のことです。
■1. 電力負荷(最重要)
●なぜ重要か
機械が動かなければ事業が成立しません。
築古物件は電力容量が小さいことが多く、
「契約後に機械が動かない」
というトラブルが頻発します。
●判断ポイント
・三相200Vが必要か
・何kVA必要か
・同時稼働台数
・増設が必要かどうか
●物件選びのコツ
電力容量が足りない物件は、いくら安くても使えない。
■2. 排水負荷(事業の可否に直結)
●なぜ重要か
排水は「使える/使えない」が事業の成立に直結します。
特に川口市の築古工場は排水設備が弱い物件が多いです。
●判断ポイント
・水を使う作業があるか
・排水量
・油分・薬品の有無
・排水経路
●物件選びのコツ
油分を含む排水がある業種は、排水設備が弱い物件を選ぶと必ず追加工事が必要になる。
■3. 天井高(用途の幅が決まる)
●なぜ重要か
天井高は、
・棚を組めるか
・物流に使えるか
・機械が入るか
を左右します。
●判断ポイント
・最低3m以上あるか
・梁の位置
・クレーンの有無
●物件選びのコツ
天井高が低い物件は、用途が極端に狭くなる。
■4. 床荷重(機械の重さに耐えられるか)
●なぜ重要か
古い工場は床荷重が弱いことが多く、
「機械を置いたら床が沈む」
というトラブルが起きます。
●判断ポイント
・機械の重量
・床の構造(コンクリート厚)
・ひび割れの有無
●物件選びのコツ
床荷重は“見た目では絶対に判断できない”。
■5. 車両動線(物流系は最重要)
●なぜ重要か
車両が入らなければ、物流事業は成立しません。
●判断ポイント
・前面道路の幅
・敷地入口の角度
・4t車の可否
・敷地内で転回できるか
●物件選びのコツ
道路幅が狭い物件は、どれだけ内部が良くても使えない。
■6. 消防設備(火気使用の業種は必須)
●なぜ重要か
火気を使う業種は消防設備が必須で、
古い工場は基準に合っていないことが多いです。
●判断ポイント
・火災報知器
・消火器
・屋内消火栓
・防火区画
●物件選びのコツ
火気を使う業種は、消防設備が弱い物件を選ぶと必ず追加工事になる。
■設備負荷を理解すると“物件選びの失敗が激減する”
設備負荷を理解して物件を選ぶと、
・事業がスムーズに立ち上がる
・追加工事の費用が減る
・トラブルが減る
・判断が早くなる
というメリットがあります。
逆に、設備負荷を理解せずに物件を選ぶと、
「契約後に使えない」
という最悪のケースが起きます。
■まとめ:設備負荷は“物件選びの核心”
物件選びは、
広さ × 賃料 × 設備負荷
の三つで判断するのが正解です。
川口市周辺は築古物件が多いため、
設備負荷を理解している人ほど、
良い物件を早く・正確に選べる
ようになります。
次回は、「設備負荷と賃料の関係(借りる人・買う人向け)」について解説します。
