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連載第11回 競合研究で自社の強みをさらに鮮明にする

2026年09月18日

連載第11回 競合研究で自社の強みをさらに鮮明にする

専門特化を進めると、自社の強みが明確になり、顧客から選ばれる理由が生まれる。
しかし、その強みをさらに磨き上げるためには、競合研究が欠かせない。
自社だけを見ていては、ブランドは完成しない。
競合を理解することで、自社の立ち位置がより鮮明になり、強みを強化する方向性が見えてくる。

競合研究の目的は、競合を真似することではない。
競合の弱点を見つけ、自社が優位に立てるポイントを探すことにある。
例えば、同じ試作加工を行う会社が三社あるとする。
一社は納期が遅い。
一社は品質が不安定。
一社は対応が雑で、見積もりが遅い。
この情報が分かれば、自社がどこを強化すべきかが明確になる。

競合研究で見るべきポイントは、主に四つある。
一つ目は、価格。
競合がどの価格帯で勝負しているかを知ることで、自社が価格競争に巻き込まれない立ち位置を作れる。
二つ目は、納期。
納期が弱い競合が多いなら、短納期を強みにすることで差別化できる。
三つ目は、品質。
品質が不安定な会社が多いなら、品質保証を明確に打ち出すことで優位に立てる。
四つ目は、対応力。
見積もりのスピードや問い合わせへの対応など、顧客がストレスを感じる部分を改善すれば、競合より選ばれやすくなる。

競合研究は、難しいものではない。
顧客から聞く情報、ネット上の口コミ、取引先の話、営業担当者の感触など、日常の中にヒントは多い。
重要なのは、競合を「敵」として見るのではなく、自社の強みを際立たせるための材料として捉えることだ。

競合を理解すると、自社の強みがより鮮明になる。
そして、その強みを磨く方向性が明確になる。
専門特化した会社がさらに成長するためには、競合研究が不可欠である。

次回は、競合研究を踏まえて「顧客が自社を選ぶ理由」を言語化する方法を解説する。
選ばれる理由が言語化できれば、ブランドは一段階強くなる。
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