SMARTの法則で「達成できる目標」を作る
多くの経営者が目標を立てても達成できない理由は、目標の作り方そのものが間違っているからだ。気合や根性の問題ではない。達成できる目標には一定の条件があり、その条件を体系化したものがSMARTの法則である。
SMARTとは、五つの要素の頭文字を並べたものだ。
S(Specific)具体的であること
M(Measurable)測定可能であること
A(Achievable)達成可能であること
R(Related)価値観に関連していること
T(Time-bound)期限があること
この五つを満たすと、目標は行動に落とし込みやすくなり、達成率が大きく上がる。
まずS(Specific)。誰が読んでも同じ意味になるように、数字を使って明確に書く。売上を伸ばしたいではなく、月商を三割増やす、粗利率を五ポイント上げるといった形だ。曖昧な目標は曖昧な行動しか生まない。
次にM(Measurable)。達成したかどうかが判断できなければ目標とは言えない。数字で表すことが重要になる。
三つ目はA(Achievable)。願望ではなく、現実的に到達できる範囲で設定する。背伸びは必要だが、非現実的な目標は行動を止めてしまう。
四つ目はR(Related)。他人に影響されて決めた目標は途中で必ず折れる。自分が本当に望む方向でなければ継続できない。
最後にT(Time-bound)。期限のない目標は永遠に後回しになる。いつまでに達成するかを決めることで、行動の優先順位が明確になる。
この五つを満たした目標は、達成率が大きく上がる。目標を立てても続かない、途中で諦めてしまうという人は、SMARTの法則を使うだけで状況が変わる。
次回は、SMARTの法則を使って実際に目標を作る具体例を紹介する。抽象的な願望が、行動できる目標へと変わる過程を示したい。
